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『 木のうた  』

                          静かに 静かに 時間が流れている。

          グラフィックアートの面から優れた絵本を発表しているという
               イタリアの作家 イエラ・マリ による絵本。

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             日本語で1年の季節を表す言葉に 「春夏秋冬」があり、
                      「春」から始まっている。

            「 この本の1年は どこから始まっているんだろう?」
                          と思ったら、
     雪が降り積もっていて 葉をすっかり落とした木が静かに立っている場面だった。

                       次のページには、
             すべてが 眠っているように見える土の中の様子が…。

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                   春を待つ草の芽や冬眠中のリス。
                                      木は、それらとともに過ごしているのだ。

               ページをめくるたびに 季節がめぐっていく。

                        木の周りでは、
     いろんな植物が、それぞれの芽を出し、成長し、次の世代に命をつないでいき…
           リスが、木の枝や幹によじ登って遊び、実を食べ、根元に眠り… 
        どこかから飛んできた鳥たちが巣を作り、ヒナを育て、また旅立っていく。

                           木は、                  
           それぞれの生き物たちが 精一杯生きているのを見守りつつ、
    自らも 精一杯 葉を広げ、たくさんの実をつけ、次の春までの眠りについただろう。


                         木は きっと、
                         自分の命が
                みんなの命とともにあることを喜びながら、、
               みんなの命とつながっていることを感じながら、
                     自分の時間を生きている…。


                    優しくてきれいな絵からは、
            鳥のさえずりや小鳥の鳴き声、風に揺れる葉の音、
              リスが木によじ登ったり土を掘ったりする音、
                        雪が降る音…
                     …などが聞こえてきた。
    

         季節と共に、木の幹の色も微妙に変わっていく所が素敵だと思った。




                    雪が降る前のページだけは、
                すべてが 小さな点だけで描かれていた。

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